・顎関節の痛みまたは周囲の筋肉の痛み
・顎関節の雑音
・口が開かない、開口に違和感がある
などの症状があります。また、顎関節症は、あごだけに留まらず全身に症状を出している事がよくあります。
・首、肩こり
・頭痛、めまい、耳鳴り
・腰痛、坐骨神経痛
・うつ症状、自律神経失調症
・不眠症 etc
なぜ、全身にまで症状が出てしまうのでしょうか?
・脳に非常に近くストレスになりやすい
(ストレスになる→自律神経が乱れる→不定愁訴)
・あごは全身のバランスによって影響されやすい
という、理由があります。このことから、顎関節症は「体のバランスを崩している」というサインを症状として出しています。
・頭の骨にある側頭骨の問題
・全身の膜系の異常
・関節円板の歪み
・頸椎の歪み
・ストレス
顎関節はとても不安定な関節で、頭蓋骨(側頭骨)にぶら下がっています。
ぶら下がっているということは、あごの噛み合わせや顎の筋のみならず、頭から下の首、骨盤、下肢などのバランスが崩れたら顎の関節に影響が出てしまいます。
やじろべいを思い出して下さい。
下の指を少し動かすと、やじろべいがバランスを取る為に
揺れていきます。それ以上に動かすと、
やじろべいはバランスを崩して落ちてしまいます。
顎関節症はこれと同じです。
体は足~骨盤~首~頭蓋と下からバランスを取っていますがこのバランスが崩れ、やじろべいの様に落ちてしまった状態、もうこれ以上耐えられないという状態が顎関節症です。
正常の方でも、やじろべいが落ちない程度にバランスを取っている状態ですが、顎関節症の方はそれ以上にバランスを崩し「耐えられなくなってしまった」という状態です。
もちろん、顎関節付近の問題だけでも(筋肉の硬結)発症することがありますが、顎関節の性質上、他からのバランスの影響が顎関節に異常を起こしていることが多いのです。
顎関節症を良くするには全身の施術が必要になってきます。
足から頭まで体のバランスを見ていきます。
特に頭蓋骨(特に側頭骨、後頭骨)と頸椎、骨盤の歪みを取ることを重点に置き、そして、顎の付近の筋肉(側頭筋、咬筋、内側翼突筋など)の緊張を取り除いていきます。
時には、アクティベータを使い矯正していきます。
また、「ストレス」によって顎関節症なってしまうという実験結果があります。「ストレス」は自律神経(交感神経)に作用していきます。
全身の筋肉が緊張をしてしまい、特に脳の近くの顎関節周辺の筋肉を緊張させやすく無意識に歯ぎしりや、くいしばり、必要以上に筋の緊張を作ってしまうことがあります。
施術は自律神経の調整をしていく事で、改善へ導きます