当院の自律神経回復整体は特にソフトに施術をしていきます。
うつ病や自律神経失調症の方は、体力の低下がみられることが多く、刺激の強い整体、体に負担のかかる整体をすると、悪化する患者さんがいます。その刺激に耐えられないからです。
だから、余計な施術はせずに、ソフトな体に無理のない施術をします。
例外に、体力があり自力のある患者さんであれば、
少し刺激のある施術をする場合があります。
体に刺激の強弱による反応を利用することが出来るからです。
お腹は自律神経とかかわりが深く、張りがあり、柔らかいお腹が理想です。自律神経が内臓の調節を受け持っていますので、とても重要な場所です。
施術は、内臓マニュピュレーション、内臓反射点や東洋医学の経絡による調整をします。
首の歪みや首や肩のコリは下記のような研究報告があるくらい、
自律神経に重要な場所です。
脳と身体に血流の橋渡しの場所であるので、歪みにやって、血流不足、血流の左右差等がありますと、めまいや耳鳴りの原因にもなります。
施術は、周りの硬くなっている筋を緩め、関節の動きを良くしてから、歪んでいる頸椎及び髄核の調整をします。
日本自律神経学会において2008年11月7日に東京脳神経センターの脳神経外科医、松井孝嘉理事長が発表した研究報告
「持続的なめまいや頭痛、体調不良などを訴える自律神経失調症患者に対し、首の筋肉の凝りや異常などを解消すると、9割以上の患者で症状が治まる」
この研究は、長期に症状を訴える自律神経失調症の患者は、重い頭を支える首の筋肉に痛み、硬さなどの異常が多いことに着目し、2006年~2008年5月の間に自律神経失調症で入院した265人に対し、首の筋肉の異常をなくす治療を実施しました。その結果、92・5%が1~3ヶ月で治癒。
治療は、痛みや異常が首のどこにあるかを調べ、それに基づいて低周波治療、温熱療法、鍼灸、ビタミンB群投与などを組み合わせたとの事です。
意外と知られていませんが、頭の骨は通常は呼吸とともに動いています。
呼吸と自律神経はとても密接な関係なので、そのリズムが狂いますと自律神経に支障をきたすことがあります。
脳を守る骨ですので、そこが狂うとストレスを感じやすくなります。
施術はものすごく軽く呼吸と合わせて調整をします。大体の方が施術をしますと寝てしまいます。そのくらい、ゆっくりとじんわり施術をしていきます。
体のバランスを整える事と脳脊髄液の循環の促進のために施術をします。
呼吸を使い整えていきます。内臓からくる骨盤の歪みもありますので、お腹の調整で整える場合もあります。
特に仙骨の動きが重要になります。
血液やリンパだけでなく健康に非常に重要な役割を果たしているのが『第三の体液』と呼ばれている脳脊髄液です。
脳や脊髄を包み込む無色透明な液体です。脳や脊髄の保護や脳から出された司令や栄養を体の隅々まで伝える媒体の役割を果たしています。
脳脊髄液は1日に約500mlが産生されていますが人の脳脊髄液の総量は約120ml~140mlということなので1日に4~5回も入れ替わっているのです。その入れ替わりが出来ず、流れが悪くなると全身の神経機能や自律神経に影響を及ぼして、体調不良に陥ると言われています。
施術では、骨盤調整をして仙骨のポンプ作用を利用して脳脊髄液の循環をさせていきます。
※これらの調整法は重要なものですが、個々の体によっては必要でないものもあります。体にとって必要なところだけ施術していきます。
自律神経の症状を出しているということは、日常生活に問題がありあます。当院では、食事、呼吸法、体操など必要に応じた指導をしています。
時にはサプリメントのお薦めをする事があります。(当院では販売しません、個人的に購入してもらいます)