この様な症状が特に多いのですが、
高齢者に多い変形性膝関節症が代表的ではないでしょうか。
関節の軟骨がすり減った、体重が重いから、半月板に異常がある、と構造上の欠陥が原因だと、言われる事が多いと思いますが、全く無関係です。それは結果であって、原因では有りません。
実際に、痛みが取れた人のレントゲンやMRIを撮ったとしても、軟骨のすり減ったものが消えている事はないはずです。
医学的にも、軟骨には知覚神経が存在しませんから、痛むことがないのです。
周りの筋肉や靭帯が痛みを出しています。
事実、軟骨の問題と痛みの関係はまだ、医学的にも分かっていません。
でもなぜか、レントゲンを撮って「軟骨、半月板に異常があります、だから痛みます」と言われてしまいます。
しかも、レントゲンでは軟骨も半月板も写らないのに・・・摩訶不思議です。
膝痛の原因は様々なのですが、簡単にいえば体のバランスの問題と膝の裏の硬結です。
そして、なかなか治らない難治性の膝に隠れている原因が「ストレス」です。
軽症であれば、膝の周りの筋肉をほぐすと良くなるケースもありますが中度~重度になりますと、なかなかそれでは治りません。
膝の関節は、他の関節より比較的、地面に対して水平に出来ています。
重力を直に受けますので、その体のバランスによって障害が素直に出やすいのです。
重心を気をつけて貰っただけで痛みが取れる方もいます。
良く聞きますが、膝裏のカチカチが原因になります。訳があって水が溜まっています。膝裏に循環するべく水が流れずに、その分がお皿の柔らかい部分に流れ込み溜まります。
水は、膝関節の潤滑油の役割をしていて、常に生きている限りは一定の量を供給されています。その潤滑油をカチカチの膝裏が流れないようにしているのです。
だから水を抜いてもまた溜まってしまいます。原因を治療しましょう。
その膝をカチコチにしてしまう筋肉が下腿三頭筋(ひらめ筋)ハムストリング、足底筋です。これらの調整をしていきます。
膝の施術は、正直難しいと思っている反面、
得意ともしています。
しっかり治すには全身の調整が必要なことが多いからです。
そして特に重要になるのが、腰(骨盤)、股関節、足関節です。
膝の痛む人は腰痛や坐骨神経痛の症状が
一緒に出ている人が多く、これも治す必要があります。
膝の関節付近を診ると、膝裏に硬さがありますので、徹底的に緩めます。
また、中にはお皿の動きが悪く、ロックされた状態の方がいます。
ここを解除するだけでも、かなり痛みや、膝の動きが良くなってきます。
しかし、なかなか痛みの取れない症状には、ストレスを解除する必要があり、自律神経の施術をしていきます。